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トップ すてっぷ JUMP 南里 保氏
2007年12月10日
”機能配管”で新時代拓く
耐食鋼管トップメーカーとしてリードしてきた多久製作所が、創業50周年を機に新たな価値創造へ向けてチャレンジ。卓越した手腕を発揮して企業を牽引してきた永尾善彦社長が、「元気のあるうちに元気な人へ」という経営理念から、節目の年に南里保新社長にバトンを手渡した。
南里社長は卒業を控え、教師からパイプ製造でユニークな会社が大阪にあると紹介されて同社へ。製造の現場へ一日でも早く出て働きたいと、卒業と同時に就く。以来、本社工場を振り出しに、現場で文字通り一所懸命に。「でも社長になるとは想像もしていなかった」と当時を振り返る。
九州、大阪、埼玉工場で工場長を務め、その後、製造部長を経験。この間、外注先やベテラン先輩に無理・難題を挑みながら自己研さんを積む一方で、就労後のクラブ活動では、分け隔てなく人間関係を築いてきた。
「現場の人々に育てられた。人に揉まれるなかで、『一所懸命に俺もがんばるから!』と説得して危機を乗り越えたことも多々。お客さまから高く評価された時には、仕事冥利に尽きると思った」と謙虚に当時を語る。
そんな経験の数々から、「新しい仕事に挑戦する時は、目標達成へ向けたチームワークが大切。そのためには全員が協調性を発揮して取り組むことが最重要」と和を尊ぶ精神を説く。
「当社が手がける製品はすべて受注生産。納期が短いため、製造現場では瞬発力が求めらる。現在、5工場からなる生産体制で取り組んでいるが、タイムラグは短い。図面作成を待たずにセミプレファブからスタートする製品化技術で、今が市場を切り開く好機と捉えている」と力を込めて話す。
「配管パイプを必要とする市場は随所にある。流体配管をはじめ、ダクトなどの気体、それから固形物・スラッジなどを扱うプラントは数知れない。銅合金加工や溶接技術で培った技術力が、今新たな特殊加工製品に発展している。塩ビライニング鋼管、ナイロンコーティング鋼管など、それぞれが異なる加工技術を開発しながら、自ら製造設備を造るノウハウを持っているのも強み」と自信の一端も。
「技術的なポテンシャルをはじめ、今後取り組むべき課題は全て把握している。経営目標に則り、年商150億円の達成へ向けて最大の努力を傾けたい。売り方・作り方・造る仕組みをじっくりと考えながら『機能配管』の強みをしっかり活かして、環境・設備配管マーケットを切り取りたい」と就任の決意を語る。
南里 保(なんり・たもつ)氏の略歴 昭和48年佐賀県立多久工業高校卒、同年4月入社。平成11年9月取締役就任、16年9月常務取締役、18年9月専務取締役、19年9月代表取締役社長に就任し、現在に至る。昭和29年10月20日生まれの53歳。佐賀県小城市出身。
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