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筑田 清貴氏/札幌市建設局理事 市民とともに事業を推進
2008年09月10日

初めて下水道行政に携わるが、「不安よりも、やったことがないからできることがあるのではないかと思います」と前向きな意気込みを示す。
まずは先人が積み重ねてきた下水道施設の膨大なストックをどのように後世にバトンタッチするかが課題、と語る。「計画的な修繕・改築、延命化が必要な一方、汚泥処理や未利用のエネルギーを活用した新たな取り組みができないかとも思っています」と可能性を見据える。
JR札沼線の高架・複線化、都心のまちづくり・雪対策など行く先々で面白い仕事に巡りあい、いずれも市民対応の重要性を養った。とくに雪対策の一環として行った『地域とつくる冬みち事業』は、行政と市民ニーズとの感覚の差を埋め、市民が主体となったまちづくりをすすめる市民自治の魁として評価も高い。「理由が分かれば市民も納得してくれる。大切なのは膝詰めで話し合い、一緒に考え、そして動かすこと」。
昨年末に公表された「札幌市下水道事業中期経営プラン」は、事業経営の継続に欠かせない事業計画やそれに伴う事業費などを盛り込んだ5年間の計画。これについては、企業会計である以上あるスパンを持って計画的に事業を推進することは重要と評価しつつも、技術の継承や資産のアセットマネジメントといったファクターについてはもっと長期的な観点も必要になってくるのでは、とも見ている。
理事として下水道事業を担当していると告げたとき、娘さんからは下水道って何をやるの?と聞かれたという。「市民生活に支障を来たすことなく当たり前に稼動していくことを求められるのが下水道事業ですが、一方では、下水道事業の重要性についても市民に理解してもらう必要もあります。分かりやすく下水道の役割や事業内容を伝える工夫も重要では」と戦略を持った広報活動にも言及した。
モットーは『自分のできる範囲で何ごとも一生懸命やる』。このことを実現するためには風通しのいい職場づくりが重要、とも。趣味は釣りや水泳、スポーツ観戦などアクティブなものが多い。その底力で、北の雄都の下水道を牽引していく構えだ。
☆ ☆
昭和49年、東海大学工学部卒業後、札幌市に入庁。中央区土木部土木事業所を皮切りに、平成12年企画調整局総合交通対策部施設計画担当課長、14年総務局職員部人事課調整担当課長、18年建設局管理部雪対策室長などを経て、今年4月現職に就任。昭和26年生まれの56歳。北見市出身。
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