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藤丸 正司氏/北九州市建設局下水道河川部長  下水道は資源の宝庫

2008年09月24日

  所属が下水道河川部でもあり、「下水道と河川は同じ水行政、治水と良好な水環境をつくる」を抱負に掲げる。内水、外水の区別を超え総合連携のもと効率的な浸水対策をめざす。「下水道と河川がタイアップすればメリットは大きい」。また、良好な水環境からは、合流改善が同市下水道の大きな課題の一つ。「下水道は資源の宝庫」が持論。実施中の処理水の再利用のほか、下水汚泥の再利用の検討もすすめる。
 下水道普及率も99・8%で、普及がほぼ完了した今、計画的な施設の改築更新が最重要テーマ。「施設の長寿命化計画と合わせ、向こう10年間を見通した下水道ビジョンの策定に着手する予定」。一方、水質改善の必要もある。「将来的に高度処理の導入は避けて通れない」。
  土木職だが、企業誘致の際の調整窓口を担当した経験がある。「煩雑な市の手続きを調整するのが仕事。民間の立場で物事を考えることができた。ずいぶん勉強になった」と話す。
 水環境課長の頃、概成を間近に控え、下水道のあり方に関する検討会を立ち上げた。「合流改善や改築更新・浸水対策などの事業をどのようにすすめたらいいのか。そのためには市民の理解を得なければならない」という思いがあった。職員による検討案づくりにもこだわった。「金太郎飴的な計画は作りたくなかった。北九州市らしさを出したかった」。
  JSでは、職員に案を募り「見える仕事で築こう信頼」という独自のスローガンを掲げた。「自治体ごとに下水道に関する取り組みが異なることが印象に残った。大変勉強になった」。若手職員には「いろいろなことに疑問に持ち、情熱を持って仕事に取り組んでほしい」とエールをおくる。

     ☆   ☆
 昭和43年3月県立八幡工業高校土木科卒業、同5月北九州市入り、建設局道路維持課に配属される。昭和46年7月建設局戸畑建設事務所下水道課、平成2年4月経済局企業立地部用地企画課主査、5年4月水道局八幡東営業所工事係長、12年4月建設局下水道河川部水環境課長、16年4月同計画課長、18年4月日本下水道事業団九州総合事務所長・同参事を経て、20年4月に現職。「和して同ぜず」がモットー。趣味はゴルフ。昭和24年12月2日生まれの58歳。


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