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三宅 勝 氏/名古屋市上下水道局長 メビウスの帯とぎれなく
2009年04月16日

「6年ぶりに上下水道局に戻り、安心感があるのと懐かしい気持ちになる。ここ数年、多くの人が上下水道局に入ってきているので、技術の伝承とか心配される声もあるが、むしろ若い力に期待しながら、人材育成をしていく。特に、上下水道局に配属されてよかったと言われるように、大切に育てていきたい」と抱負を語る。
中期経営計画『みずプラン22』における課題に対して、「21年度予算でも中長期的なものを挙げているので、まずはそれを着実に実行していきたい。今後、市の新基本計画の策定作業をにらみながら、次の中期経営計画を検討していかなければ」と言葉に力を込める。特に、昨年8月末の豪雨では、市内各所に大きな浸水被害をもたらし、市民からの局に対する要望も強い。「12年の東海豪雨を受け、第1次緊急雨水整備計画を進めているが、今回、新たな対策を策定し、第2次緊急雨水整備計画として今年度から事業を進めていく」と強調する。
これまでに印象に残っている仕事は、「昭和58年に改修された東山給水塔の初めての開放や、59年の給水開始70周年の時に水の缶詰の初製造において広報活動に携わった。反響が気になったが、大変な人気だった。それから、上下水の局統合があった平成12年の9月に東海豪雨が発生した時、緊急対応で水道と下水道の職員が互いに助けあい、知恵を出しあうことで職員の一体感を生んだのでは」と振り返る。
さらに、「もう一つは、経営企画課長時代の14年に水道・下水道・工業用水道の3事業一体での環境会計を導入したことは全国的にも先駆けとなり、現段階では環境報告書という完成形に近づいている」と話す。
職員の名刺には〝めぐる水のめぐみ〟と印刷されている。「水道・下水道とも水環境を含めて環境に大きく関係する事業。水道は自然からの恵みが必要で、下水道は環境ビジネスそのもの。この環はメビウスの帯になっており、とぎれることなく、しっかり水の環を維持していきたい」と穏やかに話す。
座右の銘は〝疾風知勁草〟。「激しい風に吹かれてはじめて強い草が見分けられると言うことですが、難しいこととか苦しいことに対面してはじめて、その人の真価が確かめられる。苦難に立ち向かってこそ人は本当の強さが身につけられる」とのこと。読書は歴史小説、経済書などを読む。
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昭和50年3月名古屋大学経済学部卒業、同年4月名古屋市入り、港区役所税務課配属。昭和63年4月水道局業務部守山業務所主査、同年11月同業務所営業係長、平成8年4月秘書室主幹〈国際交流推進・公館担当〉、11年4月水道局業務部緑業務所長、12年4月上下水道局総務部経営企画課長、15年4月総務局付参事・名古屋市職員共済組合事務局長、19年4月消防局理事〈防災・危機管理担当〉・総務局理事〈危機管理に係る連絡調整担当〉併任を経て、21年4月より現職。昭和27年4月27日生まれの56歳。
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