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忙中閑話  旭テック環境ソリューション社長に就いた 鳥形 勇夫氏

2009年07月22日


更生分野20%シェアへ
  平成20年4月1日をもって、親会社の旭テックより環境装置部門の事業を承継して新たなスタートを切った旭テック環境ソリューション。この事業再編成によって分社した同社は、上下水道機器や水処理装置をはじめ、圧力式下水道用ポンプやマンホールポンプの製造販売、さらには近年成長著しい管路の更生分野においては「オールライナー工法」の材料の製造販売から関連機材の販売まで手がけており、環境装置分野に特化した事業拡大にむけ、着々と基盤固めをすすめている。この6月、前任の大塚捷徳氏(現会長)からバトンを受けて社長に就任した鳥形さん、所信に当たり「こだわりと目的意識を持って達成感の味わえる仕事をしてほしい」と社員に訓示し、自らは「将来に向けて夢を描き、先を予測して行動しなければ会社経営は、できない。5年後、10年後の当社のビジョン、あるべき姿を示す。具体的には顧客満足(CS)だけではなく、従業員満足(ES)も視野に構築したい」と、大塚イズムの継承を柱に、具体的な方向性を示すと力強い。
  しかし、現下の公共事業における事業環境は厳しさを増す。このような市場環境下でどう事業経営を展開していくか――「これまでは、旭テックの環境装置事業部という大きな傘の下で事業を展開してきたが、今は独立会社として利益を出し続けなければならなく、甘えが許されない状況となっている。
 このなかで事業規模が縮小し、競争も激化するなか、これからは差別化した強みを活かした経営ができたところが、生き残っていくのではないか」と力説。
  もともと鳥形さん、旭テックに入社して以来、そのほとんどを営業畑を歩み、その営業信念は顧客との対話を大切にしていただけに、顧客ニーズが多様化している昨今、長年蓄積したノウハウが生かされるときだ。
 同社は、▽水処理装置▽管路更生▽上下水道資機材▽圧力式下水道―の4分野の事業を形成。オリジナル技術を多数有する水処理装置、管路更生のオールライナー工法や次世代型高品位グラウンドマンホール、圧力式下水道の容積式グラインダーポンプなど、各分野のなかで差別化した主力製品をラインナップしていく。このなかでも長寿命化やストックマネジメントの視点から「管路更生事業は大きな潜在需要を抱えており、オールライナー工法の普及には非常に期待している。当社の基盤事業として、管路更生分野20%のシェア確保めざして成長してもらいたい」と。現在、静岡にあるオールライナー工法のライナーホース製造拠点を、増設なり新たな拠点化も視野に入れている。
  一方で、「伸びる市場は変わる市場」と、常に経営者として変化に対応していくリスク管理も念頭に置く。今や、静岡の本社と東京のオフィスの往復といった激務の社長業の傍ら、営業出身社長らしく顧客との対話は今も大切にしているという。
 リフレッシュにあてる休日には、ゴルフや野球観戦、読書など英気を養えるのだが、もっとも効果の高いリフレッシュは「家族団欒の時」という。
  昭和31年10月2日生まれの52歳。岡山県出身。


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