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忙中閑話 ポリエチレンライニング工法協会会長 前阪 進二 氏
2009年07月29日

後発の強みも活かして
高密度ポリエチレンを更生材料に採用した「ポリエチレン・コンパクト工法」の導入をテコに市場の開拓をめざしているポリエチレンライニング工法協会。
今年3月末に開かれた理事会で前阪進二氏が会長に推挙された。下水道畑一筋で神戸市の下水道建設に邁進してきた功労者でもある。維持管理の時代を迎えて再び、これまで培ってきた豊富な知識と経験を求められて管路更生工法の普及を手がける団体リーダー役に担ぎ出された。「われわれの協会は、管路更生工法のなかでも後発グループ。これから施工実績を積み上げていかなくてはならない。市場の開拓は大変厳しいが、やり甲斐はある。後発の強みも活かして、一歩一歩ではあるが着実に成長する工法協会をめざす」と足固めを優先する。
「トップランナーの市場と競争するのは難しい。とくに関東圏では市場がすでに成熟している分野もあるので、北日本・西日本にも活路を広げたい。50年を経過した老朽管路は、全国で8000㌔㍍にも及ぶ。費用対効果のある更生工法として、またポリエチレンという環境に優しい更生材料の特長を最大限に活かして受注に結び付けたい」と自信も。「ポリエチレンは耐久性や耐震性に優れた性能を持つ。この特長を自治体にまず理解していただくのが第一。その一方で材料コストをいかに低減するか努力したい」と語る。
今後の協会運営にあたっては、「今は施工実績を多くし、会員数の拡大に励みたい」と謙虚に。耐震化や長寿命化について、「道路下にある埋設物はガス管や水道管をはじめ多くが輻輳している。開削による布設替えは交通量も多く住民の協力を得難い。それだけに既設管路を一日でも長持ちさせる必要がある」と現状を分析。
「神戸市では、全管路網の総点検をめざしている。これまで耐用年数50年であった計画を80年に延長する施策を打ち出している。管路網の点検では、路面に変化のある場所では必ず管路を点検した経験がある。事故が起きてからでは遅すぎる。早め早めの対策が重要」と危機管理の重要性をアピール。後発組のハンデ克服へ向けた手腕と社会貢献へ期待が膨らむ。
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昭和39年大阪工業大学土木卒、35年4月神戸市建設局下水道部、50年4月下水道局垂水建設事務所、56年4月日本下水道事業団大阪支社、平成4年4月下水道局工務課長、平成9年4月建設局下水道河川部長、12年4月建設局参与、14年3月退職、同年神戸国際カントリー倶楽部副理事長、16年同退職、現在に至る。昭和17年1月生まれの67歳。
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