日本水道新聞社 “水の世紀”-「水」と「人類」との共生を追求し続けます
会社概要 ご意見・情報 サイトマップ
トップページ 日本水道新聞 日本下水道新聞 水道公論 図書 広報・PR製品 資料編 リンク
トップページ > 人(ひと) 一覧 > 沖縄県公営企業管理者・企業局長   宮城 嗣三 さん

人(ひと)

沖縄県公営企業管理者・企業局長   宮城 嗣三 さん

2009年08月03日

県民に理解される水道を模索

 幼少の頃、水需要の急増により、生活用の井戸水が枯渇。ライフラインとしての水の大切さを味わった。「水は、空気と同じく、人間が生きていく上で最も重要な要素」。その水道のトップとなり、責任の重さを痛感する日々が続く。
  就任早々、水源ダムの貯水率が減少。渇水危機に見舞われ、6月には45%台に落ち込み、給水制限がちらついた。「4月はもの凄いプレッシャーを感じた」。その間、北谷にある海水淡水化施設(処理能力4万立方㍍/日)をフル稼働。梅雨を迎え、何とか乗り切った。「安心安全な水を安定的に届けることの大切さ、大変さを再び経験した」と振り返る。
 平成2年に完成した県庁舎建設プロジェクトに携わった。工事現場から琉球王朝時代の焼き物「湧田焼」が大量に出土。「保存と建設の二つの仕事ができた。調整などには苦労した」と苦笑する。また、前職の総務部長時代には、国の三位一体改革に合わせ、県庁の行財政改革の陣頭指揮に立った。
  来年には、水源ダムとなる大保(たいほ)ダムが完成。また、23年度には億首ダムが完成予定となっている。「沖縄の水は、厳しい歴史が続いたが、これでやっと豊かな水源が確保できる」と胸をなで下ろす。
 企業局では、来年度以降の第8次経営計画の検討を行っている。「国の高率補助が見直された場合、財政状況は非常に厳しくなる」見通しで、新石川浄水場が通水する23年度以降、本格的な維持管理の時代に突入する。広域化を目指した「沖縄水道」の見直しは将来の大きな課題になる。
  「個人的には、水道システムのあり方を見つめ直す時期がきていると感じている。島嶼県には難しい課題が多いが、県民に理解される水道のあり方を模索していきたい」と力を込める。

     ☆   ☆   ☆
  昭和48年3月琉球大学法文学部経済学科卒業。同4月沖縄県入り、労働商工部商工課配属。平成11年1月総務部人事課長、13年4月教育庁教育次長、14年4月総務部次長、16年4月人事委員会事務局長、17年4月総務部東京事務所長、19年4月総務部長を経て、21年4月に現職。趣味はゴルフ。「仕事は家に持ち帰らない」ことを心がけている。昭和24年12月9日生まれの59歳。那覇市在住。


今月の水道公論
社説・解説
写真ニュース
人(ひと)