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日本水道新聞-コラム 記者手帳

20年2月7日 4521号 苦情を一杯いただいた

2008年02月07日

○…自民党特命委員会で講演に立った北大大学院教授の眞柄さん。わが国がタイの水道の発展にいかに貢献したか、そしてその後どうなっていったのか。実に丁寧に顛末を紹介した。要は、日本がせっかく人とお金を投じて立派な水道施設を現地に建設し、人材を育ててあげたのに、結果、他国の水道会社が管理運営をさらってわがものにしていくという話なので、聴いている議員の先生方も最初はいいが、だんだん腹が立ってくることになる。
 ○…この実態は質疑応答でも話題になり、遂には議員の一人から「一体どうなってるんだ。外務省、調べろ」の気色ばんだ声が。会の終了に当たり会長の中川さん(衆議院議員)も「知識としてというより、政治、行政としてやるべきことに関する要望、苦情(場内より笑い)を一杯いただいた。行政の方もしかるべきタイミングで対応状況を出してほしい」。対応状況というのは、もちろん近年のODAの状況とその後の展開と判断して間違いなさそう。今後に含みを残した。
 ○…質疑応答では、眞柄さんから番外編的発言も。「水に関する行政の枠組みを一本化できるように、ぜひ先生方にお願いしたい。一本化できないとしても、関係省庁が一つのテーブルで議論する、現在の健全な水循環系構築に関する関係省庁連絡会議よりもう少し高いレベルの、政策とそれを裏付ける予算の枠を共同で議論できるテーブルがぜひ必要。この問題は行政の限界を超えているので、政治の問題として取り組んでいただきたい」。政権与党の面々に直に発信できる機会はそうそうないので。


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