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日本水道新聞-コラム 記者手帳

ねらい打ちされたような

2008年06月26日

○…「ねらい打ちされたような被害状況です」―地震発生から1週間過ぎた奥州市衣川区。合併前の衣川村長で全国簡易水道協議会前会長の佐々木さんと電話がつながった。震度6強を記録した同市だが、旧水沢市などは被害が軽微なのに対し、衣川は簡易水道が断水。道路や水田にも被害が及ぶなど集中的に襲われた。二次災害の危険にもさらされている。旧村内をくまなくまわり、忙殺の毎日。「私が何ができるわけでもありません。でも、励ますことで少しでも力になれば」。旧村長として市内他区はもちろん国への協力要請などでも大きな力になる存在。自分が意気消沈していてはいけないと、梅雨空に危惧しつつも電話の向こうの声は元気。避難住民もその元気に、少しでも勇気づけられれば……。

 ○…地震等緊急時対応に関する報告書の改訂などを行う日水協の震災対応等特別調査委員会の初会合が5月1日に開かれた際「地震は明日来るかもしれないということを念頭にとりまとめを急ぎたい」という委員長(同協会顧問)の赤川さんの挨拶は、それからわずかひと月半で、岩手・宮城内陸地震が発生し、現実のものとなってしまった。思えばこの6年、宮城県北部地震(平成15年7月)、2003年十勝沖地震(同年9月)、新潟県中越地震(平成16年10月)、能登半島地震(平成19年3月)、新潟県中越沖地震(同年7月)、そして今回の岩手・宮城内陸地震と震度6弱以上の地震が6回も発生している。特別調査委の最終報告は年内。実質半年でまとめ上げる。このスピード感こそ地震対策全般に求められている。


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