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日本水道新聞-コラム 記者手帳

安田先生と同感です

2009年02月09日

  ○…1月30日設立した水の安全保障戦略機構の第1回執行審議会には各界のそうそうたる有識者が出席し、それぞれの立場から活発な意見が出された。その中で根本的ながらいささか視点を異にする意見に注目が集まった。国際日本文化研究センター教授の安田喜憲さんだ。

 ○…「水源林が外国の資本により売買されている。水を守ることは国土を守ること」と水源林の危機を憂えた。ここまでは誰でもが感じていること。安田さんはこれに加えて、「あまりに皆(参加チームは)技術論に偏りすぎている。水の問題はテクノロジーでは全てを解決できない。そのためにはわれわれのライフスタイルを変えなければならない」と語気を強めた。水源林の危機に対する意識の低さ、ひいてはチームの技術偏重傾向がもどかしい様子。

  ○…しかし、議長の丹保さんは「決してテクノロジーに偏重しているわけではない。私は前からクオリティ・オブ・ライフの重要性を主張してきている。ライフスタイルを変えるにはそのバックアップシステムも必要なのです。ぜひ私の本を読んで下さい」と収め、多様性ある各チームのスタンスを歓迎した。
 
  ○…安田さんの気迫に、目から鱗が落ちた人もいれば、釈迦に説法とばかりに、そんなことは自分も考えているという人もいただろう。いずれにせよ、先端技術を扱う日本脱塩協会会長で東レの栗原優さんも、東京大学名誉教授の高橋裕さんも、そして丹保さんとともに議長を務める衆議院議員の遠藤さんも「私も安田先生と同感です」。それだけに「チーム水・日本」に期待がかかる。


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