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日本水道新聞-コラム 記者手帳

水道は想像力が必要

2009年03月05日

  ○…先日開かれた厚生労働省での全国水道関係担当者会議で挨拶した水道課長の粕谷さん。昨年課長に就任してからほぼ初めて全国の水道関係者に直接語りかける機会となった。日水協や関係団体などではすでに何度も挨拶や講演をこなしているが、課長名通知や事務連絡だけでは届かない生の声には説得力がある。

 ○…「先送りしてはいけない多くの課題を抱えている」と水道を取り巻く現状に触れた後、「現状を分析し将来を思い描く想像力が必要。その想像力により平時からさまざまな対応をしなければならない」と含蓄のある言葉。続けて「それを地域水道ビジョンで示して、水道事業者に伝えてほしい」と語った。英語の「ビジョン」には想像力、空想という意味もある。まさに水道ビジョンは計画的具体的な根拠に基づいた想像だ。想像力がたくましくなればそれだけより実現に近づくというわけだ。

  ○…「広域化も従来の考え方のみならず、施設の共同化や維持管理面などさまざまな方法がある。そうした広域化にはリーダーシップが必要だが、そのきっかけとなるのが都道府県版の地域水道ビジョン」とまだ2県のみにとどまっている都道府県版ビジョンの策定を促した。

 ○…「国は制度や認可、ガイドラインの策定などで皆さんのバックアップをするのが役割。一方的に思い込まず、皆さんの要望や声を聞き、双方向で国の役割を果たし、風通しのよい関係を築いていきたい」と、全国の担当者を前にして直接話す機会ならではの心に直接届く挨拶となった。ともあれ水道は想像だ。豊かな想像に期待!


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