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日本水道新聞-コラム 記者手帳

変わった味がしました

2009年03月12日

  ○…ラスベガスで開かれた日米水道水質会議で日本側水道分野団長を務めた厚生労働省水道水質管理官の滝村さんが帰国後、感想を語ってくれた。視察したリバーマウンテン浄水場でのこと。「処理された水を飲んでみました。十分飲めるし、まずくはないのですが、『変わった味』がしました」と複雑な表情。「もっとも私は水の味というものはあまりわからないのですが…。でも、同行した人とも言っていたのですが、少なくとも金町浄水場(東京都水道局)のほうがおいしいですよね」と世界のトップランナーである日本の水道水を改めて感じたよう。

 ○…そのリバーマウンテン浄水場ではジアルジアやクリプトスポリジウム対策でオゾン処理をしているという。「一番最初にオゾン処理で殺菌するのです。その後に通常の砂ろ過をします。塩素消毒もしますが、少ないようです」。「コロラド川を水源に、原水はきれいなのですがクリプトが出ることがあるんです」。オゾンを導入した当時にはまだ、紫外線消毒は始まっていなかったというが、やはりアメリカの浄水場、それなりに先進的ではある。

  ○…砂漠の中のオアシスだったラスベガス。今、水不足と人口増加により需給バランスが崩れているという。その上、長い距離の導水管でエネルギーを使いながら高度な処理をする。下水処理をしてから地下に水を戻し地下水として再利用するなどの工夫もされているという。今回の日米会議開催地だからこそか、「気候変動」と「エネルギーの効率化」のテーマに最も注目が集まったことも当然うなずける。


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