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日本水道新聞-コラム 記者手帳

水道水評価大阪がトップ

2009年07月30日

  ○…水道技術研究センターでの水道サロンで、今年の日本水大賞厚生労働大臣賞を受賞した「ミツカン水の文化センター」の主任研究員、中庭光彦さんが講演した。

 ○…同文化センターでは15年前から「水にかかわる生活意識調査」を実施しており、毎年、水道水の通信簿を公表(10面参照)しているが、中庭さん、この調査について「不思議なのは水道水の評価が年々上昇していることです」と、水道関係者だったら喜びそうなところに首をひねる。もちろん、評価が高いことがおかしいと言っているわけではない。

  ○…この調査では東京、名古屋、大阪の3大都市圏で無作為抽出した調査対象者に水道水を10点満点で評価してもらっているが、調査開始以来ほとんど右肩上がりなのだ。中庭さんが不思議だというのは、「毎年違う人がアンケートに答えているし、3大都市圏の水道水を比較して答えているわけでもないからです」。つまり相対評価でないのに評価が上がっている明確な理由がわからないからだという。

 ○…水道関係者は不思議には思わない。調査開始からの時期と高度浄水処理の普及が一致しているからだ。それは3大都市圏での評価が微妙に違っていることからも読み取れる。特に大阪圏の変遷は如実で、今年ついに名古屋圏、東京圏を抜いてトップとなっている。

  ○…それにしても、やはり絶対評価として見ると得心がいかない。意識調査はあくまでもイメージや先入観の作用が大きい。だとすれば、本当の評価が証明されるのは飲み水としての水道水の需要がミネラルウォーターを上回る時なのだろう。


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