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日本水道新聞-コラム 記者手帳

規模の割には被害少なく

2009年09月10日

 ○…水道、ガス、電気などのライフラインにとって大敵は自然災害であり、その自然災害時に最も必要なものもライフラインである。いつか来る大地震、いつも来る台風・豪雨。今年の夏もその2大大敵の脅威にさらされた。

  ○…日水協の理事会席上、二人の事業体代表者が災害応援への謝辞と報告に立った。7月、記録的な豪雨で浄水場が冠水した山口市への応援をとり仕切った県支部長都市で下関市上下水道局理事の吉村さん。「応急給水で配った10Lの給水袋が住民に喜ばれました。また、容器に給水するだけでなく、職員が市民の車まで水を運んでくれ、そこまでしてくれるのかと感謝のことばを多くもらったそうです」とこちらまで誇らしい気持ちになる報告。一方で反省もあったようで「現場が混乱して正確な情報が入ってこず、情報の一元化が重要だと痛感した」という。

 ○…もう一人は8月に駿河湾沖で起きた地震で静岡県支部長都市、静岡市上下水道局次長の大原さん。「支部37会員中24会員に被害が出たが、ほとんどは1日で復旧しました。規模の割には被害が少なく、停電もなく電話・FAXの連絡体制が維持できたことも助かりました。今後、発生が予想されている東海大地震では甚大な被害が予想されているので、今回の地震を教訓に危機意識を一層強めて、体制を強化していきます」と、期せずして東海大地震への実践的予行演習となったようだ。もっともすでに日頃からの耐震化、防災対策が進んでいたからこそ今回の被害も少なかったわけで、むしろ東海地方以外の地域への良い教訓になったのでは。


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