青森水道給水100周年/クボタシーアイ/大牟田・荒尾市による共同浄水場の建設、運営事業 ……… 4 ~ 6、20面
2009年11月02日
◇青森水道給水100周年
困難乗り越えた情熱と努力で 自然豊かな環境守り、良質な水を提供
青森市の水道事業は明治42年、全国13番目に給水を開始し、今年で100周年を迎えた。創設の横内浄水場は今も緩速ろ過で水道水を供給、そのおいしさは昭和50年に厚生省(当時)が行った「おいしい水研究会」で、高く評価されている。その恵みは八甲田連峰に端を発し、ブナやミズナラなど広葉樹に彩られた豊かな自然環境がもたらしたもの。日本一の水を提供しようと、同市水道では集水区域の植林事業など水源保護に力を入れてきた。今年は100周年記念事業を企画、9日には記念式典が開かれる。これまでの100年を振り返り、次の100年をどう展望するのか。今回、同市企業局の取組みを紹介する。
☆鹿内 博・青森市長 低廉でおいしい水を
☆工藤 義次・公営企業管理者企業局長 地震被害も克服して
☆企業局企業部水道職員の100年展望 「じょっぱり」精神を継承して
◇耐震化に貢献するクボタシーアイ
躍進の礎・堺工場の沿革、現状、展望
☆伊澤 宣夫・代表取締役社長 クボタシーアイの事業戦略
昭和29年に塩ビ管の製造を開始して以来、今年で55年を迎える。そこで、同社の伊澤社長に55年の歴史を振り返りつつ、同社の現状や展望についてお話しいただいた。

☆全国で活躍する堺発の製品
堺工場で開発・製造された製品・技術がどのように使われているのか、採用現場の事業体の声を集めた。
☆ルポ 製造・開発の最前線は
クボタシーアイの堺工場は、水道配水用ポリエチレン管・継手の製造を一手に担うとともに、敷地内に実験施設を保有した開発部も隣接し、同社の水道配水用PE管関連のマザー工場としての機能も有している。EF片受直管・EF継手やEF片受口同時通電工法はどのようにして生まれ、製造されているのか。工場の現況をリポートする。
◇大牟田・荒尾市による共同浄水場の建設、運営事業
大牟田・荒尾共同浄水場等建設・運営事業は、既存水源(湧水)の悪化と水源不足という共通課題を抱えていた両市が県境を越えて連携、熊本県の有明工業用水道の水利権を転用し、大牟田市1万立方㍍、荒尾市8000立方㍍の新規水利権を獲得。大牟田市が保有していた1万立方㍍の水利権と併せ、2万8000立方㍍の膜ろ過浄水場をDBO(Design Build Operate)方式で建設・運営するもの。維持管理業務範囲は、共同浄水場の第三者委託と大牟田市の水源や配水池、ポンプ場などの施設の点検・管理などの法定外委託を含む。契約金額は76億1000万円(税別)で、受注はメタウォーターを代表企業とするグループ。建設期間は平成24年度までで、維持管理は平成39年度までの予定。県境を越えた浄水場の共同建設は全国的にも例があまりなく、国が推進する新たな広域化を具現化した動きとして注目が集まる。両市の取組みを追うとともに、審査委員会の委員長を務めた九州大学大学院の神野健二教授に、審査のポイントや提案内容の評価をお聞きした。併せて、国、水道事業体、民間の代表の方々に、同事業に対する期待を寄せていただいた。
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