水道公論

昭和45年5月月刊誌としてスタートし、「豊で住みよい社会」の基盤である水道、下水道、工業用水道事業等の整備促進をベースに、国民生活を支える「水」関連事業のすべてを多角的・総合的に解説・論述する「水の総合雑誌」です。指導的な官界人・経済界人・大学の学究人など幅広い執筆陣を網羅して、詳細なデータとその分析を中心とした論文や率直な座談会・インタビューなどで「水問題の動向」を掘り下げ、分かりやすい情報誌としても親しまれています。

水道公論 2025年9月号

水道公論 2025年9月号

国土交通省上下水道審議官
石井 宏幸 氏

水道行政移管に伴って昨年4月に上下水道審議官グループが発足してから1年以上が経過し、本年7月に2代目の上下水道審議官に石井宏幸氏が就いた。全国の上下水道事業は人口減少や災害の多発、施設の老朽化といった厳しい環境に直面しており、その持続に当たって国の先導的な役割が求められている。上下水道一体を旗印として進める今後の施策の方針と組織運営の意気込みを石井上下水道審議官に聞いた。

表紙バック写真 350社・団体、1186小間に及ぶ展示が並んだ下水道展’25大阪

石井 宏幸(いしい・ひろゆき)氏 プロフィール

石井 宏幸(いしい・ひろゆき)氏 プロフィール

岡山大学大学院工学研究科修了後、平成4年建設省入省。下水道企画課下水道技術開発官、下水道事業課企画専門官、下水道企画課下水道国際・技術調整官、下水道事業課事業マネジメント推進室長、下水道企画課下水道事業調整官、下水道事業課長など国土交通省下水道部の要職のほか、北陸地整富山河川国道事務所長、岡山市下水道局長、日本下水道事業団計画課長、日本下水道新技術機構研究第一部長などを歴任。令和6年4月より国交省大臣官房参事官(上下水道技術)、7年7月より現職。趣味はランニングと登山。広島県出身、昭和43年3月19日生まれの57歳。

技術最前線

目次

グラビア
  • こうろん 巳年にて思う3~強力な国主導への期待~ …雨音奏奏
  • 下水道展'25大阪 技と知恵 大阪に集う
  • 技術最前線
  • 水面は語る 第55回 工場夜景と下水道の共通点 …白汚 零

表紙の人に聞く 上下水道における相互のキャッチアップ
インフラマネジメントと経営基盤を再構築 …国土交通省上下水道審議官 石井 宏幸 氏

逆転の思想 学生の授業料 …亀田泰武

WWM International Award受賞
インドにおける効果的な循環型経済の実現に向けた廃水汚泥(バイオソリッド)管理、将来的な規制および再利用−喫緊の課題 …NJS Engineers India Pvt. Ltd.

特別寄稿 玉川上水の分水物語−GISで青山・三田両上水の樋筋を描く …保坂幸尚

「水」が持つ価値とは何か
―第9回有識者インタビュー:尾田栄章氏― …中村晋一郎、村上道夫

今日の話題 全米で拡がる“水道料金滞納問題” …吉村和就

連載 上下水道事業の財務諸表の見方 第4回
上下水道事業の地方公営企業会計財務諸表を読み解く—中核市の例― その② …宇野 安

技術評論 災害現場に向いている人~現場に相応しき者~ …古墓松柏

Finder 衝突炎上2 …中里卓治

コラム 楽知る上下水道61 下水管と浮力 …那須 基

公論交差点 2025年バルトン忌で考えたこと
―謝長廷回顧録を中心に― …稲場紀久雄

連載 宇宙の流れ 生命の流れ 水の流れ 第17回 …福井 照

連載 生物屋の緩速ろ過池研究 その48
巨大サイクロンに襲われ多くを学んだ …中本信忠

コラム これからのインフラを見る眼
南海トラフ地震被害想定に思う …生涯基礎設施

隔月連載 大ちゃんのつぶやき
大五郎 「火・水」と語る 第二話 …杉戸大作

解説・水道技術士試験31 令和7年度 上下水道部門Ⅰ−1【上下水道の施設再編】 …技術士を目指す人の会

「下水道技術士」への道〈83〉 令和6年度 衛生工学
水質管理(選択科目Ⅱ−2−1)【震災時の貯水水槽の水質管理】 …下水道技術士試験研究会

下を向いて歩けば 第129回 2025年夏の熱い蓋の話題を …垣下嘉徳

  • 公論Pickup
  • 経済時評 分散独立型システム …先生任
  • 広告索引/編集後記

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