連載 水を伝える

日本水道新聞社は2024年で創業70周年を迎えました。本連載では、約70年間にわたる当社の報道について、日本水道新聞、日本下水道新聞の過去の紙面を通じて、印象的な出来事を回顧していきます。70周年という節目を迎えるに当たり、創刊号からこれまでの紙面を振り返ることで、読者の皆さまに当社の報道を通じた上下水道史を伝えるとともに、われわれも歴史の教訓から学び、次の10年に向けて、新たな一歩を踏み出すきっかけとしたいと考えています。

第42回 国土庁が初の水資源白書 水の週間中に公表

昭和58年_07月28日 日本水道新聞_第2416号

2024年3月15日

国土庁は八月一日からの水の週間中に、「水」問題の現状について広く一般に理解を求めるため「日本の水資源(その開発、保全と利用の現状)」を公表する。水資源の開発、保全と利用についての実態を国土庁と関係行政機関の調査結果及び各種統計等をもとにまとめたもので、①降水量と水資源賦存量②水資源の使用状況③水資源の開発状況④渇水の状況⑤水使用の実績と水需要の問題点⑥地下水の適正利用⑦水源地域対策――の七章から構成されている。この種の報告は初めて。国土庁では「水」版の白書として、今後内容の充実を図りながら、PR効果も兼ねて毎年水の週間期間中に公表する考え。白書によると昭和五十年以降の年間取水量は生活用水が五十五年までに約十四億立方㍍増加、工業用水が約十八億立方㍍減少し、都市用水全体としてはほぼ横ばいとしている。(原文ママ)

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