第40回

スキンケアの「水」を求めて

佐々木 辰雄
株式会社 アルソア慧央グループ
アルソアR&Dセンター 環境ウェルネス開発ユニット ユニットマネージャー
アルソア水と八ヶ岳水系 源流
モール水と十勝地方の湿原
製品写真(スキンケア)

2026年9月1日

私たちアルソアは1972年の創立以来、「美しい日本女性の肌をすこやかに甦らせたい」と願い、スキンケアと向き合ってきました。
その中でたどり着いたのが、製品の多くを占める「水」です。「水」を「基材」ではなく「主原料」として捉え、肌をすこやかな状態へ導くという目的に合わせて水を選ぶことをポリシーにしています。

理想の「水」を求める想いは、拠点を動かすという大きな決断へとつながりました。1998年、「人と自然との調和の中に、真の健康と幸福を創る」という企業理念の下、東京・渋谷から八ヶ岳の麓で湧水豊かな山梨県・小淵沢へ本社機能と研究開発拠点を移転。また、八ヶ岳の良質な地下水に恵まれた長野県佐久市へと製造工場を移しました。 現在、小淵沢の地で自然が持つチカラを生かす研究開発を行い、佐久の地で八ヶ岳の清涼な伏流水(市水)を利用して、化粧品製造や健康食品製造など目的に合わせて水を再加工(最適化)した上で、特長ある製品づくりを行っています。

さらに、「水のチカラ」を求め、私たちは各地の湧水や温泉水を調査し、十勝川流域の「植物性温泉水」に出会いました。太古の植物堆積層をくぐり抜けたこの温泉水は、天然保湿成分やミネラルを含み、「化粧水のような質感」を持ちます。この温泉水で化粧水をつくるため、厳重な管理の下に輸送し、温泉水配合の化粧水ではなく、温泉水を主原料として化粧水をつくりだしています。

「水」という自然の恵みを生かして製品をつくるからこそ、私たちはプラネタリーヘルスにも真摯に向き合っています。工場では再生可能エネルギーの導入や生産プロセスの廃棄物を99%以上再活用。小淵沢では、山林を開墾し、土をつくり、農薬不使用の自然調和型農法を実践。製品原料や自社レストランで使用するなど、自然との調和と共生を第一とした企業活動を推進しています。

地球の自然環境が健康であってこそ、真の美しさと健康は育まれます。私たちは、理想の水を求め、大地を耕し、自然の恵みを生かしながら、100年先の未来まで製品づくりを続けたいと願います。

佐々木 辰雄 ますの・しゅんみょう

佐々木 辰雄

ささき・たつお

アルソアR&Dセンター 環境ウェルネス開発ユニット ユニットマネージャー
アルソアR&Dセンターにて、水・素材を開発、研究。
安全性や成分に徹底的にこだわっている。

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