水道公論

昭和45年5月月刊誌としてスタートし、「豊で住みよい社会」の基盤である水道、下水道、工業用水道事業等の整備促進をベースに、国民生活を支える「水」関連事業のすべてを多角的・総合的に解説・論述する「水の総合雑誌」です。指導的な官界人・経済界人・大学の学究人など幅広い執筆陣を網羅して、詳細なデータとその分析を中心とした論文や率直な座談会・インタビューなどで「水問題の動向」を掘り下げ、分かりやすい情報誌としても親しまれています。

水道公論 2022年10月号

水道公論 2022年10月号

表紙の人 飯田 貢 氏

大正3年の通水開始以来、1世紀以上にわたって「断水のないなごやの水道」の伝統を築き上げ、社会的な変化に応じた施策を進めてきた名古屋市で、今月には日本水道協会の全国会議・研究発表会が開催される。そこで飯田上下水道局長にご登場いただき、激変する社会情勢に対応した事業の展開や、人材育成の方向性など最新施策についてお話を聞いた。

表紙バック写真 鍋屋上野浄水場緩速ろ過池。左奥の煉瓦造平屋建は旧第一ポンプ所(名古屋市指定文化財)

飯田 貢(いいだ・みつぐ)氏 プロフィール

飯田 貢(いいだ・みつぐ)氏 プロフィール

昭和60年3月名古屋大学経済学部経営学科卒、同年4月名古屋市役所入庁。平成6年4月経済局付主査(財団法人名古屋観光コンベンションビューロー出向)、14年4月市民経済局付主幹(財団法人名古屋市文化振興事業団派遣)、21年4月交通局営業本部営業統括部長、27年4月財政局税務監、28年4月中区長、29年6月財政局長などを歴任し、令和2年4月より現職。入庁後すぐに配属された区役所で、徴税業務を担当し、税金の重みを実感したことが、公務員生活の原点。座右の銘は「あきらめなければ道は拓ける」で、最初に目指したところが実現できなくても、軌道修正して頑張り続けることが良い結果をもたらすと語る。健康づくりにテニスや愛犬との散歩を楽しんでいるという。昭和37年7月生まれ。

技術最前線

目次

グラビア

  • こうろん 人づくりと歴史的水道遺産 …水未来流離人
  • 8月1日「水の日」質の高い社会を水から
  • 東北・北陸で記録的豪雨 断水や施設被害が発生
  • 新たな下水道発信拠点が誕生
    東京都・ぜにがめプレイス
  • 水道イノベーション賞 大賞に大阪市の病院断水対策
  • 技術最前線
  • マンスリーフラッシュ
  • 水面は語る 第20回 …白汚 零

表紙の人に聞く
築き上げた信頼を未来につなぐ …飯田 貢氏

記者座談会 上下水道の脱炭素への挑戦

逆転の思想 再生エネ事業に工夫を …亀田泰武

連載 下水処理場におけるエネルギー自立化の状況②

  • ①  エネルギー自立化の状況(後編) …NJS

今日の話題 歴史的下水道施設の保存と活用
…青井透、佐藤孝史、竹石和夫

公論交差点 官民連携(PPP)の適切な活用に関する考察 …安間匡明

歴史探訪 「名古屋の水」 …杉戸大作

特別寄稿 気比丸とタイタニック号-甲子園球児の夏と
わが回想から― …齋藤博康

シリーズ 海外水ビジネスの要点を探る
PPPの基本 …工藤克典

コラム 海外水ビジネスの眼
政治と経済の分離は可能か? …アリス

技術評論 経営分析と粉飾 その2 …多芸無芸

FINDER 高田純次 …中里卓治

コラム 楽知る上下水道
ハチミツとニュートン流体 …那須 基

連載 器に随いて主となれば皆真なり-6- …福井 照

連載 生物屋の緩速ろ過池研究 その13
テムズ水道のろ過池を調べる …中本信忠

連載 病院建築の衛生設備配管における
各種パイプの採用状況(下) …井出浩司

鉄道開通150年 列車トイレ番外編
日本に残っている唯一の4輪駆動の木造車 …清水 洽

「下水道技術士」への道〈48〉 …下水道技術士試験研究会

下を向いて歩けば 第九十四回
肥料高騰の救世主か 汚泥 …垣下嘉徳

余話様々・虚無恬淡 第84回 読書あれこれ(7)
シェイクスピアの喜劇と悲劇 …坂本弘道

  • 経済時評 未来への通過点 …椿堡辰三
  • 公論ダイジェスト
  • 広告索引/編集後記

過去の記事

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