水道公論

昭和45年5月月刊誌としてスタートし、「豊で住みよい社会」の基盤である水道、下水道、工業用水道事業等の整備促進をベースに、国民生活を支える「水」関連事業のすべてを多角的・総合的に解説・論述する「水の総合雑誌」です。指導的な官界人・経済界人・大学の学究人など幅広い執筆陣を網羅して、詳細なデータとその分析を中心とした論文や率直な座談会・インタビューなどで「水問題の動向」を掘り下げ、分かりやすい情報誌としても親しまれています。

技術最前線

• 

  サンリツ、サンリツ技研

  バンガード工法ユニカ

  詳細を見る

  矩形・特殊人孔を耐震補強サンリツ、サンリツ技研 バンガード工法ユニカ

  
  

  サンリツ、サンリツ技研が開発したマンホール耐震補強工法（バンガード工法ユニカ）が、松本市発注工事で採用された。矩形等の特殊形状に適用できることなどが評価され、既設のレンガマンホールの改良工事に採用されたもので、同市ではレンガマンホールの全容把握に努めつつ、同工法による耐震対策を鋭意進めている。
  バンガード工法ユニカは、マンホール内にステンレス製の補強部材を設置し、レベル２地震動に対応できる構造物に改良する耐震補強技術。既設マンホールとの隙間は無収縮モルタルで充填し一体化させる。ステンレス製の補強部材はマンホール蓋から搬入可能なサイズに分割することで、非開削での施工が可能。各パーツは現場ごとのオーダーメイド。

• 

  JFEアドバンテック

  新モデル「ＦＬ-40」発売

  詳細を見る

  光学式水位計をリニューアルJFEアドバンテック 新モデル「ＦＬ-40」発売

  

  ＪＦＥアドバンテックはこのほど、従来の光学式水位計をリニューアルした新モデル「ＦＬ―40」を発売した。同社の光学式水位計は、検出器から中継箱、光電変換ユニットまでを全て光ファイバーケーブルで接続し、電子部品やバッテリーを一切内蔵していない「オール光計測」。これにより究極の耐雷性、耐ノイズ性を実現している。測定精度は従来の±０・３％Ｆ．Ｓ．から±０・２５％Ｆ．Ｓ．へと向上。また、伝送距離は従来の最大１㎞を大幅に延伸する最大３㎞を可能としており、より一層の高精度・長距離伝送を実現した。
  測定対象は、河川、地下水、配水池、上下水プラントや下水管路等の水位。

• 

  エース・ウォーター

  埼玉工業大学と共同開発

  詳細を見る

  傾斜板制振装置を開発エース・ウォーター 埼玉工業大学と共同開発

  

  エース・ウォーター（本社＝福岡市）と埼玉工業大学は、振動制御技術を活用し、浄水場内の傾斜板沈降装置に用いる制振装置を共同開発した。地震時に沈澱池の水や傾斜板の振動を制御し、耐震性能の向上に寄与する。
  制振装置は埼玉工業大学工学部の皆川佳祐准教授と水処理装置の製造・販売を行うエース・ウォーターが産学連携の取組みとして開発したもの。皆川准教授は構造物の免震・制振技術を主な研究テーマとしており、両者は特別加工した金属棒の変形を利用して沈澱池の水や傾斜板沈降装置の振動を制御する仕組みを構築、特許を取得した。

• 

  ベルテクス

  ボルテックスバルブ

  詳細を見る

  傾斜板制振装置を開発ベルテクス ボルテックスバルブ

  

  コンクリート二次製品メーカーのベルテクスが手掛けているボルテックスバルブが、雨水調整池への設置としては全国初となる、平塚市の日向岡調整池（１号、２号）に導入された。
  ボルテックスバルブは、取水口、渦流形成室および流出口で構成されたシンプルな流量制御装置。円錐状のバルブの側面にある流入口から入った雨水は、調整池の水位が低い時は初期雨水が積極的に排水先の河内川へ排出されるが、調整池の水位が上昇するとバルブ内に「エアーシャフト」と呼ばれる空気の柱が発生。流出口の有効断面積が減少し、流出を制御することで調整池の機能を高める。

• 2024年
• 2023年
• 2022年
• 2021年
• 2020年
• 2019年