水道公論

昭和45年5月月刊誌としてスタートし、「豊で住みよい社会」の基盤である水道、下水道、工業用水道事業等の整備促進をベースに、国民生活を支える「水」関連事業のすべてを多角的・総合的に解説・論述する「水の総合雑誌」です。指導的な官界人・経済界人・大学の学究人など幅広い執筆陣を網羅して、詳細なデータとその分析を中心とした論文や率直な座談会・インタビューなどで「水問題の動向」を掘り下げ、分かりやすい情報誌としても親しまれています。

水道公論 2023年4月号

水道公論 2023年4月号

表紙の人 中林 一樹 氏

大正12(1923)年9月1日、江戸期の街並みを残していたの南関東を襲った大地震によって関東大震災が発災。横浜と東京を壊滅させ、10万5000人の命を奪った。その災害復興は、帝都東京を近代都市として復興させるとともに、新たな課題も残した。関東大震災100年を迎えた今、事前復興の提唱者である中林一樹東京都立大学名誉教授に、都市と防災のあり方を聞いた。

表紙バック写真 静岡県小山町から富士山を望む

中林 一樹(なかばやし・いつき)氏 プロフィール

中林 一樹(なかばやし・いつき)氏 プロフィール

昭和45年福井大学工学部建築学科卒業、昭和50年東京都立大学大学院工学研究科(建築学)博士課程単位満了退学、同年同大学地理学科助手。平成5年同大学都市研究センター・都市科学研究科教授、14年同大学都市科学研究科長、16年首都大学東京(改名)教授・学部長補佐(研究主幹教授)、23年明治大学政治経済学研究科・危機管理研究センター特任教授、30年同大学研究・知財戦略機構研究推進員(現職)。東京都立大学・首都大学東京 名誉教授。工学博士。
昭和51年の酒田大火をきっかけに都市防災研究を開始。座右の銘は「想像が創造を生み出す」。趣味は水彩画で年賀状に筆を振るう。昭和22年福井県生まれ。

技術最前線

目次

グラビア

  • こうろん 自律的な成長への期待 …ナポリタンもんじゃ
  • 技術最前線
  • マンスリーフラッシュ
  • 水面は語る 第26回 
    晩春の彩 …白汚 零

表紙の人に聞く
常日頃から事前復興の実践を
…東京都立大学名誉教授 中林 一樹氏

逆転の思想 政治の貧困 …亀田泰武

記者座談会 進む広域化・共同化

研究報告 旧国立公衆衛生院、
保健所等及び旧国立衛生試験所の水道部門について
~厚労省水道課の移管に関連して~ …鈴木 繁

公論交差点 水道事業の一老兵から見た水道行政の分
割移管問題 …多田純治

海外水ビジネス研究会 名古屋講演会記録③
「官民連携(PPP)における有限責任性について」 …安間匡明

シリーズ 海外水ビジネスの要点を探る㊽
水道事業とDX …森本達男、三輪千里

コラム 海外水ビジネスの眼 
債務のいろは …アリス

技術評論 想定外を繰りかえさない
~with自然災害~ …水滴石穿

FINDER ~技術者の視点から~
強靭都市~TOKYO強靭化プロジェクト~ …中里卓治

コラム 楽知る上下水道㉜
イメージと成績係数 …那須 基

連載 下水処理場におけるエネルギー自立化の状況⑧
国内の下水処理場のエネルギー自立化に向けた提案 …NJS

連載 器に随いて主となれば皆真なり―12― …福井 照

連載 生物屋の緩速ろ過池研究 その19
ブラジルでハングリー状態は普通と気づいた …中本信忠

余話様々・虚無恬淡 第88回 唐津言葉 …齋藤健次郎

「下水道技術士」への道〈54〉
Ⅱ―2―2【汚泥消化施設導入検討】 …下水道技術士試験研究会

下を向いて歩けば 第百回 改めて鋳物の魅力 …垣下嘉徳

本誌2月号掲載 海外水ビジネス研究会・名古屋講演
会記録の掲載内容の訂正とお詫び

  • 経済時評 ナレッジの広域化へ …寿留女固目
  • 公論Pickup
  • 広告索引/編集後記

過去の記事

連載 水を伝える
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