水道公論

昭和45年5月月刊誌としてスタートし、「豊で住みよい社会」の基盤である水道、下水道、工業用水道事業等の整備促進をベースに、国民生活を支える「水」関連事業のすべてを多角的・総合的に解説・論述する「水の総合雑誌」です。指導的な官界人・経済界人・大学の学究人など幅広い執筆陣を網羅して、詳細なデータとその分析を中心とした論文や率直な座談会・インタビューなどで「水問題の動向」を掘り下げ、分かりやすい情報誌としても親しまれています。

水道公論 2023年5月号

水道公論 2023年5月号

表紙の人 長澤 秀則 氏

米内浄水場の稼働から始まった盛岡市の水道事業は来年に90周年を迎える。起債ゼロという健全経営を維持しつつも、100年先を見据えた施設の再構築に着手しており、浄水場の廃止・統合や管路ネットワークの見直しなどは、人口減少に直面する全国事業体の模範になるものだ。
またDXの推進や職員のスキル向上などにも注力している。現状と今後の展開について、長澤管理者にお話を聞いた。

表紙バック写真 米内浄水場の緩速ろ過地とヤエベニシダレヒガンザクラ。

長澤 秀則(ながさわ・ひでのり)氏 プロフィール

長澤 秀則(ながさわ・ひでのり)氏 プロフィール

昭和58年岩手大学人文社会科学部卒業、同年都南村(現・盛岡市)採用。平成24年盛岡市上下水道局上下水道部経営企画課長、25年同市財政部財政課長、27年同市財政部次長、28年同市農林部長、令和3年3月同市退職。同年4月公益財団法人岩手県市町村振興協会事務局長、岩手県市長会事務局次長。4年4月から現職。趣味は囲碁と硬式テニスで、囲碁は関東全水道人囲碁大会に一度参加したいと思っている。テニスは市役所と上下水道局それぞれのクラブに属し、終業後に汗を流す。地域の伝統行事で稲の害虫を追い払うことが起源の「虫追いまつり」のスタッフを務めているが、コロナ禍で中断しているため、行事の再開と継承を望んでいる。昭和36年2月都南村(現・盛岡市)生まれ。

技術最前線

目次

グラビア

  • こうろん 清野馨 …政治の実力
  • 国連2023水会議46年ぶり開催
  • 技術最前線
  • マンスリーフラッシュ
  • 水面は語る 第27回 誰が為の巨大墳墓 …白汚 零

表紙の人に聞く
100年間を見据えた施設の再構築を推進
盛岡市上下水道事業管理者上下水道局長 …長澤 秀則 氏

記者座談会 緩速ろ過について考える

逆転の思想 金融所得の税制 …亀田泰武

詳報 第3回インフラテクコン 高専生の知恵

3人の会② 公営企業としての上下水道事業の存立要件 …遠藤誠作

海外水ビジネス研究会 名古屋講演会記録④

「講演内容を踏まえたパネルディスカッション」
…鈴木康二、安間匡明、山口岳夫、工藤克典

シリーズ 海外水ビジネスの要点を探る
水・衛生分野における官民パートナーシップについて
―海外の事例―  …内藤和弥

コラム 海外水ビジネスの眼 いろいろなBC …アリス

新連載 この時代の世相、人相、ときの相
―劇的な相転移を多視軸から観照する―1― …福井 照

技術評論 寒波による断水を考える …温故知新

FINDER 建物倒壊 …中里卓治

閑話休題 ウクライナと東京水道の有名無名人 …山田 弘

コラム 楽知る上下水道 ニワトリと卵とコールブルック式 …那須 基

連載 下水処理場におけるエネルギー自立化の状況⑨
海外事例集(前編) …NJS

解説・水道技術士試験⒄
Ⅲ―1【持続可能な水道事業の運営】 …技術士を目指す人の会

「下水道技術士」への道〈55〉
Ⅲ-1【流域下水道処理区編入】
…下水道技術士試験研究会

下を向いて歩けば 第百一回 DOG EN SAKA の蓋 …垣下嘉徳

連載 生物屋の緩速ろ過池研究 その20 
日本技術士会で省エネで水質が良い生物浄化法を解説 …中本信忠

隔月連載 大ちゃんのつぶやき 温泉大国日本 …杉戸大作

  • 経済時評 インフラへの政治的配慮 …寿留女固目
  • 公論Pickup
  • 広告索引/編集後記

過去の記事

連載 水を伝える
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